理学療法士が転職を決意した理由と退職理由の伝え方

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わたしは理学療法士として8年間、患者さんの笑顔のために現在進行形で全力で尽くしてきています。

しかしある時、仕事量の割には年収が低くやりがいを感じませんでした。

また、人間関係にも悩まされ心身ともに疲弊を感じていました。

修行としてこのまま働き続ける道もありましたが、自分のキャリアを考えた時にこの場所では良くないと考え退職を決断しました。

このブログ記事ではわたしが転職を決意した理由と、退職後に後悔しないようにどのようにするべきか伝えていきたいと思います。

こんな方は読んでください。

  • 転職したいけど自分の気持ちに迷いがある方
  • 退職理由をどう話せばいいかわからない方
  • 転職が失敗しないか不安な方

わたしの経験が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

目次

1.わたしが転職を決意した2つの理由

キャリアを重ねる中で2つの壁にぶつかりました。それが、年収と人間関係です。

正直、転職しようか当時は本当に悩みました。

転職によって現状が改善する保証もなかったからです。しかし、このまま現状維持の方が将来を無駄にするリスクが高いと判断しました。

1-1.年収の問題

理学療法士の仕事は、やりがいと同時に責任が伴います。

しかし、給与面では決して恵まれているとは言えません

10年以上のキャリアを持つPTでも、年収が500万円を超えないことなんてざらにあります。

私の場合、日々の診療をこなしながら院内の係活動やその他の雑務を担っており、仕事量と年収が見合っておりませんでした。

こっこ

前の職場に未練がなかったため交渉しようとは考えず、年収アップを目指して転職を決意しました。

転職活動では、積極的に情報収集を行い、より良い条件で働ける職場を探しました。

その結果、前職より約20%以上高い給与を得られる現在の職場に転職することができました。

もちろん年収アップだけが全てではありません。

人それぞれ考え方があると思います。

一方で年収がアップしたことでわたしの生活の質は向上し、仕事へのモチベーションも高めてくれたことを考えると転職して良かったと思います。

1-2.人間関係の問題

日々の診療は患者さんと向き合えればいいかもしれません。

しかし、組織に属している以上そうは言ってられません。

円滑な人間関係は業務遂行に欠かせません。

ところが、前職では上司や同僚との人間関係に悩み、ストレスを抱えていました。

意見を述べてもすぐに否定から話す上司や、度を超えた上下関係、プライベートまでズカズカ立ち入る同僚など人によっては「え?そんなことで?」と思われる方もいるかと思いますが、わたしは嫌でした。笑

そこで、人間関係が良好な職場を求めて転職を決意しました。

しかし、こればかりは大きな賭けでもあります。

職場を変えたからと言って人間関係の問題がすべて解決するわけではありません…

もしかすると、もっと嫌な環境になってしまうこともあるからです。

人間関係は複雑ですからね…。

幸い、現在の職場ではスタッフ同士が互いに協力し合う雰囲気があり、程よい距離感を保ったまま接することができています。

こっこ

意見交換も活発に行われ、仕事に対して前向きに取り組むことができるようになりました。

人間関係が改善することで、不思議と仕事へのモチベーションも向上した気がします。

2.理学療法士を退職して後悔しないための3つのポイント

理学療法士として患者さんの歩みを支えてきているそこのあなた。

今、ふと

このまま今の職場で働き続けるべきなのだろうか?

と疑問を抱いていませんか?

年収に不満がある、ワークライフバランスを整えたいなど退職を考える理由は人それぞれです。

しかし、退職後に後悔しないかなと考える慎重派の方もいると思います

わたしもその中の一人です。

そこで後悔しない退職を実現するための3つのポイントをご紹介します。

2-1.明確なビジョンを持つ

「今の職場を退職したい」という気持ちだけでは、後悔のない退職は難しいでしょう。

まずは、退職後の具体的な目標を設定し、そこに向かって必要な準備を進めることが大切です。

みなさんが得意なゴール設定の出番でしょ?

  • どのように仕事をしていきたいのか?
  • どのような人生を送りたいのか?
  • 退職して何を求めるのか?

これらの問いに対し、明確な答えを導き出しましょう。

そのためには、時間をかけて自分自身と向き合い、じっくりと考えることが必要です。

もし目標がまだ定まっていない場合は、以下のような方法が役立ちます。

  • 転職エージェントに相談する
  • SNSで同じ志を持つ仲間と交流する
  • 性格診断やキャリア診断をして客観的な分析をしてみる

2-2.計画的な準備をする

心に余裕があるならば退職後の生活を安定させるために以下の準備を進めておくといいでしょう。

もちろん無理は禁物です。

①経済的な準備

退職後の収入が安定するまで、生活費をどのように確保するのかを考えましょう。

社会保険料は意外と引かれます。

  • 貯蓄をしておく
  • 副業を始める
  • 退職金や年金について調べる

②時間的な準備

退職後の時間を有効活用するために、どのように過ごしたいのかを事前に計画しておきましょう。

就活と現職を並行しながらだと心身とも疲れます。

転職エージェントを利用すれば一人でやるより時間を有効に使うことができます。

  • 知見や視野を広げるために趣味や習い事を始める
  • 家族や友人との時間を増やす
  • 資格取得のための勉強をする

③スキルアップ

退職後のキャリアアップや転職に備えて、スキルアップもおすすめです。

  • PT協会の研修や勉強会に参加する
  • 資格取得を目指す

2-3.リスクとメリットを理解する

何事もそうですが行動にはリスクがつきまといます。

理解しておくだけでも心の余裕につながると思うのであえてお話ししておきます。

リスクとメリットを理解した上で、後悔のない選択をすることが重要です。

メリットデメリット
ワークライフバランスを整えられる
自分自身の成長につながる
新しい人脈を広げられる
収入が減る可能性
人間関係で悩む可能性
時間に追われる可能性

3.退職理由の伝え方

転職を決意したものの職場や転職先への退職理由の伝え方に悩みませんか。

基本的な心構えとしては屈しないことです。笑

職場と転職先での退職の伝え方をそれぞれみていきましょう。

3-1.職場での伝え方

まず、退職の意思を伝えるタイミングは重要です。

一般的には、次の職場が決まってから退職1~2ヶ月前に上司に伝えるのが適切と言われています。

わたしの場合は気を遣いすぎか3ヶ月前に申し出ました。

伝える相手はまずは直属の上司が最適です。

その後は部長などの管理者に報告するようにしましょう。

伝え方も重要です。可能な限り円満な退職が望ましいです。

  • 感謝の気持ちを伝える ←重要
  • 職場への貢献を伝える
  • 前向きな退職理由が望ましいが一身上の都合でもOK
  • 引き継ぎについて積極的に申し出る

※一般的には「一身上の都合」でいいとされていますが現実はそうではありません。
 なんやかんやと理由を聞かれます。

私の場合

××部長、お時間を作っていただきありがとうございます。
誠に勝手ながら一身上の都合で×月×日をもって退職させていただきたいと存じます。
これまでたくさんの患者さんをみせていただきありがとうございました。
また、至らない点が多かった私にたくさんのご指導をいただき感謝しております。
日々の診療で患者さんへ適切なリハビリテーションを提供できたと感じております。
また、後輩指導や院内活動を通して部内の成長にわずかながら貢献できたと考えております。
今後は担当患者の申し送り含め業務に支障が出ないよう努めていきます。
お世話になりました。

3-2.転職先での伝え方

基本的に面接の場で「退職理由」聞かれる可能性が高いので事前に準備しておきましょう。

基本的には前向きな退職であったことを伝えることがポイントです。

面接の場で前職の不満を言っても仕方がありません。

ご自身の評価を下げるだけになってしまいます。

短くでも簡潔に伝えるようにしましょう。

私の場合

前職では人間関係に悩ませておりストレスを抱え込んでしまいました。
今となってはもっと周りに相談するべきと反省してます。
貴院ではこれまでの反省をふまえ健全な関係を構築して仕事に取り組んでいきたいと考えております。

4.まとめ|辞めるための準備は怠らないようにしましょう

残念ながら転職して後悔した人がいることは事実です。

勢いに任せて事前の準備を怠った方が多いためです。

そうならないようにきちんと将来のビジョンを立てて何のために転職をしてどうなりたいのか想像してみてください。

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